「余ったら貯金しよう」で貯まった月は、私にはほとんどありませんでした。給料が入ると、生活費や欲しいものに自然と消えていくからです。そこで順番を逆にしました。使う前に、先に貯める。これが「先取り貯金」です。この記事では、私が実際にやっている仕組みの作り方を、堅実な範囲でまとめておきます。
正直に言うと、私も昔は「節約して余ったら貯めよう」と考えていました。でも、月末に口座を見ると、残っているのはわずか。決意が足りないのだと自分を責めた時期もありました。転機になったのは、「貯金は気合いではなく、順番の問題だ」と気づいたことです。使う前に先に取り分けてしまえば、あとは残ったお金で暮らすだけ。この単純な入れ替えで、私の貯金は少しずつ形になっていきました。ここから先は、その具体的な手順を順番に見ていきます。
なぜ「余ったら」では貯まらないのか
人はお金があると、その範囲で生活を広げてしまいがちです。これは意志が弱いからではなく、ごく自然な反応だと考えています。だからこそ、意志に頼らずに済む仕組みが必要になります。給料日に自動で貯金分を別口座へ動かしてしまえば、残ったお金で暮らすことになり、結果として自然に貯まっていきます。
先取り貯金の作り方(3ステップ)
私がやっているのは、とてもシンプルな3ステップです。
- 貯金用の口座を分ける:生活費の口座とは別に、貯金専用の口座を用意します。目に入らないほうが使ってしまいにくいです。
- 毎月の額を決める:手取りの1割など、無理のない額から。最初は少なくても、続くことのほうが大事です。
- 自動入金を設定する:給料日の翌日などに、決めた額が自動で貯金口座へ移るようにします。
ネット銀行には、毎月決まった日に決まった額を自動でうつす「定額自動入金・自動振替」といった仕組みがあります。一度設定すれば、あとは何もしなくても先取りが続きます。
いくらから始めるか
金額に正解はありません。私は最初、手取りの5%くらいから始めました。「これなら生活が苦しくならない」という額です。少なすぎるように感じても、まずは仕組みを回すことを優先しました。慣れてきたら、固定費の見直しで浮いたぶんを上乗せしていくと、無理なく増やせます。
自動化がいちばん続く
手動で毎月うつす方法は、忙しい月についつい忘れます。そして一度忘れると、そのまま止まってしまいがちです。自動化してしまえば、忘れることも、迷うこともありません。「何もしないのに貯まっている」状態こそ、いちばん続きます。貯まったお金の一部は、まず生活の土台になる現金として確保しておくのが、私の考え方です。
よくある質問
Q. ボーナスも先取りしたほうがいい?
まとまったお金は使い道が決まっていないと消えやすいので、私は入った時点で一部を先に分けています。詳しくはボーナスの記事にまとめています。
Q. 先取りした分は投資に回すべき?
まずは生活防衛資金として現金で確保し、それが貯まってから、余裕資金の範囲で投資を検討するのが順番だと考えています(投資は自己責任です)。
Q. 途中でお金が足りなくなったら?
先取りの額を一時的に下げてもかまいません。止めてしまうより、少額でも続けるほうが大事だと考えています。生活が落ち着いたら、また元に戻せば大丈夫です。
まとめ
「余ったら貯金」から「使う前に貯金」へ、順番を変えるだけで、貯金は意志の問題から仕組みの問題に変わります。私が実践しているのは次の3つです。
- 貯金用の口座を、生活費とは別に用意する
- 手取りの数%など、無理のない額から始める
- 給料日に自動でうつる設定にして、忘れずに続ける
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